この数日間、北風が吹いて一段と寒くなった。といっても、ここは南国。最低気温も首都ではせいぜい朝晩に20度を切るほどだ。今の日本の比ではない。しかし、それでも寒いものは寒い・・・。田舎に集会に行った帰りなど、トラックの荷台に乗っていると寒さでこごえてしまいそうだ。「防寒具持ってますか?」と集会に同行する現地伝道者の人に聞かれる。「持ってません。」まさか、この国に来て防寒具が必要になるとは思わなかった。そう聞かれて、よく見たら、みんな防寒具を着込んでいる。確かによく考えたら、市場にもジャンパーとか売ってた。その時はなんでこんな暑い国にジャンパーが売られてるのか不思議だった。街行く人の中にはダウンコートを着る人も。ここは南国なのに、ちょっとおもしろい光景。
こういう時期、いつも周りのみんなに聞かれる。「日本とどっちが寒い?」こちらの国の人は、日本の位置を知らない人が多いので、「日本は雪というものがたくさん降りますよ」というと、「おーっ日本はもっと寒いんだ」となる。もちろん寒さでいえば、日本と比較にはならない。でも、今の自分はなぜかこちらの国の方が寒いように思う。ちょっと不思議な感覚。でも、南国に住んでいながら、実は暑さがあまり得意じゃない私にとっては、過ごしやすい時期でもある。
この寒い時期が終わると、40度超の酷暑の時期が来てしまう。あと少しの快適な時期だ。