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南の風とともに

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メリークリスマ!

メリークリスマ!_d0113490_10542655.jpg ちょっと遅れてメリークリスマ!こちらの国では「クリスマス」ではなくて「クリスマ」という。この日曜はこの国の教会でもクリスマスの特別集会が開かれた。特別な行事の時には多くの人々が集まる。普段の人数の5倍ほど。その多くは子供たちだ。娯楽が少ないこの国では、みんなクリスマスのようなスペシャルが楽しみらしい。
 朝は子供たちが対象。会堂にひしめきあう子供たち。これ以上は入れないというぐらいだから、中は熱気でムンムンだ。じっとしていても汗が吹き出てくる。集会は教会の青年たちによる生誕劇とショートメッセージが中心だったが、ちょっとした台詞にも歓声がわく。サポート役の教会学校の先生たちは、劇の最中に騒ぐ子どもたちを静かにさせるためにバタバタ走り回っている。大変だ。でも、これだけの子供たちが教会に来れて、クリスマスの話を聞けるのは感謝だな~と思った。
 夜は主に大人たちが対象。朝とは変わって騒ぐことはないが、室内の熱気は変わらない。朝と同じ劇を青年達が上演。初めて教会に来た人たちもみんな興味深そうに見ている。この国では、他の国とは違い、街の中でクリスマスの雰囲気を感じることは少ない。多くの人たちがクリスマス・クリスマスと騒ぐこともない。でも、教会が存在して、そこで本当のクリスマスをお祝いできるのは、何にも代えられない祝福なのだと思う。
 このクリスマス集会に、個人的にお誘いしていた人が2人出席できて嬉しかった。続けてこの国の多くの人が、本当のクリスマスの意味を知ることができたらいいなと思う。皆さまの上にも神様の祝福がありますように!
by awkun | 2007-12-26 10:58

物乞いの人を前にして

物乞いの人を前にして_d0113490_3122469.jpg こちらに来て9ヶ月が経とうとしている。旅行で数日滞在するのと、実際その地に住むのではやはり違うことが多い。実際に現地で、様々なことを体験する中で、最初抱いていた考えや価値観が微妙に変わってくることがある。
 例えば、物乞いの人たちへの対応については考えさせられることが多い。この国で街を歩いたり、市場に行くと、必ず物乞いの人たちがやってくる。そして「お金をください」と手を合わせる。特に子供たちを見るときに、かわいそうに思うことがある。心が揺さぶられる。
 こちらの国へ来た当初、たとえ誰であってもお金は一切あげないほうがいいと考えていた。そしていつも断っていた。しかし、ある時、こちらの人が物乞いの人たちにお金をあげているのを見て驚いた。何も外国人ばかりに物乞いに来るのではない。逆にこちらの多くの人たちが自ら進んで物乞いの人たちにお金を渡していたのだ。
 たとえ子供でも、もし老人が道端で物乞いをしていたら、立ち止まり、ポケットから少しのお金を出してあげている。今の日本では見ることのないそのような光景がとても新鮮に見えたのも事実だった。それには確かに仏教的な「施しによって徳を積む」という背景があるのかもしれない。でもそれがこの国の美徳となっている。
 考えてみたら、この国には地雷の被害者や身体障害者の方たちへの公的な援助は皆無に等しい。日本のような生活保護のシステムも無い。そのような社会保障のシステムが無い国で、このような人々の善意が「互いが互いを支える」公的扶助のシステムの代わりを果たしているのではないか・・・とも思うのだ。
 もちろん様々な裏話も聞く。聞いていて嫌になる話もある。中にはお金をもらうためにわざとみすぼらしい身なりをしているということもあるだろう。何も断ることが悪いのではない。見極めが必要だ。しかし、これらのことを考えるときに、ただ単に「一律」ではなくもっと「柔軟」に考えてもいいのではと考えが変わりつつある。と言ってもまたいろんなことを経験していく中で、考えが変わっていくのかもしれない。それはそれでいいのだと思う。
 ただし子供にはお金をあげないことにしている。それはその子供の将来にとって良くないと思うからだ。ただでお金をもらうのではなく、働くことでお金を得る大切さを知ってほしい。そしてお金よりももっと素晴らしいものがあるということを知ってほしい。お金が全てのように思われているこの国で・・・。 
by awkun | 2007-12-17 03:21