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南の風とともに

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電話について

電話について_d0113490_1502963.jpg 少し前の話。ある日、急に家の電話が通じなくなった。受話器をあげても発信音が聞こえない。電話局に言って話すと、係員の人が家まで着てくれた。調べてみると、家の前の電話線が見事に切れていたらしい。梯子を使って、電柱から新しい線をつなぎ直す。「何で切れたんですか?」と聞くと、「大きい車が通ったからじゃないかなあ」との答え。電話線を切って行ってもらったら困るな~。それにしても、切れる毎に新しい線をヨイショヨイショとつなぎなおすので、家の前は電線、電話線、色々な線がさみだれ状になっている。もはやどれが何の線か不明。どんどんと増えていく一方だ。これってどこまで増えるのだろう・・・。
 こちらの国では外国人は基本的に携帯電話を買うことができない。こちらの国の人のIDカードが無ければ購入できないのだ(犯罪防止のためらしい)。しかし、外国人はほとんど皆携帯電話を持っている。何か手続きをするときも携帯電話の番号を書かないといけないので、持ってないと生活が不便なのだ。ではどうやって入手しているのか。皆、知り合いのこちらの国の人にお願いして代わりに買ってきてもらう。全く知り合いがいなければ、バイクタクシーの運転手にお願いして買ってもらうこともあるらしい。それこそ悪用されたら身元もつかめず、犯罪防止にもつながらないと思うし、いっそのこと、外国人も携帯電話を買えるようにすれば話が早いと思うのだが、そうならない。う~ん不思議だ。
by awkun | 2008-01-27 01:58

言葉

 こちらの国の言葉を勉強すればするほど、「音」の違いについて考えさせられる。特に日本語は母音が5つの言葉だ。世界中の言葉に比べても母音が少ない部類だろう。それに比べてこちらの言葉はその数倍ある。「息を出す音」「出さない音」の違いも含めると、日本語に比べてかなりの音がある。そうなると、どうなるか。日本語の背景で普通に話しても、こちらの人には全く通じないのだ。
 こちらの国の日常生活でよく使う言葉がある。この言葉の発音を少し間違えると、とんでもない下品な言葉になったりする。語学クラスで、ある人が発音を間違えた時に、クラスの先生は顔色を変えて真剣に注意していた。しかし、その違いをカタカナでは表しにくい。カタカナで書くと、同じ発音になってしまう。日本語にはその違いを表現する音が存在しない。おそらく日本人は自分も含めて結構間違えているだろう。改めて思う。「日本語は音が少ない」。
 この前、こちらである日本人と話す機会があった。彼もこちらの国の言葉を勉強しているが、(R)の発音がほぼ完璧。でも(L)の発音がどうしてもできないらしい。「普通、日本人って(L)の発音は簡単にできて(R)が難しいんじゃないの?」(日本語のラ行はLの発音に近いので)と聞くと、「こちらに来て分かったんですけど、僕は昔から日本語でも「ラ行」の時にRの発音をしていたみたいです」とのこと。
 つまり音が少ない日本語は、一つの発音の幅が広いのだ。「ラ」を発音する時に英語の(R)のように言っても、(L)のように言っても、日本人は同じ「ラ」の音で認識してしまう。こちらの国の言葉みたいに口を横に広げて「ウ」を言っても、口をすぼめて「ウ」を言っても、同じ「ウ」の音にしてしまう。他国の言葉では全く違う音でも、同じ音として包み込んでしまうのだ。何と懐が広い日本語。日本人独特のあいまいさは、日本語にもあるのか・・・と思ってしまう。それに比べて他の国の言葉はシビアだ。シビアに微妙な音の違いを切り分ける。
 余談だが、この国で働いているある日本人がある誌に寄稿していた。その方は日本製のオートバイ販売の仕事をしているが、時々エンジンの音が悪いと販売所にクレームがあるらしい。日本人がそのエンジン音を聞いても、何が悪いのか分からない。しかし、この国のエンジニアが聞くと、確かに悪いと分かるとのこと。その方いわく「ここの国の言葉は発音が多様なこともあるのか、ここの国の人は日本人にできない微妙な音の区別ができる。」それも神様がここの国の人たちに与えられた賜物なのかもしれない。
by awkun | 2008-01-14 02:21

車検

 最近、この国の交通ルールが変わった。新しい交通法規によると、シートベルト着用や車検が義務付け。バイクもヘルメット着用と運転免許取得が必要に。日本だと当たり前のようなことも、ルールがあるようで無いこちらの国では画期的?な法律改正なのだ。
 ここでひとつ問題が。譲り受けた車は、20年前のカムリ。シートベルトは外されていて無い。車検も半年前に既に切れている。このままだと、取り締まりの格好のえじきだ。車検を受けなければ・・・。こう思うのは日本人だからか。知り合いの現地の人に聞いたら、「車検?何それ?」という反応だった。もちろん今まで受けたことは無いという。語学学校の若い先生にいたっては、「免許持ってない」とのたまう。「えっ?無免許運転?」と聞いたら「捕まった時にその都度、罰金払ったらいいんじゃないの?」と。まあ確かにそうなんだけど・・・。
 とりあえず車検へ。自分で車を車検場に持ち込む。ガランとした車検場は、見るからに暇そうだ。係員がのそっとやってきて、ここでお金払って!と指示する。お金を払った後は、係員が車に乗り込んで、検査ラインを形だけ一通り通って終わり。ブレーキ検査でブレーキを踏み込んだにも関わらずタイヤがちょっと動いていても、エンジンが止まりそうになったとしてもおかまいなし。要は走ればいいのだ。シートベルトがあろうが無かろうが、エンジンの調子が良かろうが悪かろうが、形だけで簡単に通ってしまう車検。検査データの記録も無し。ここで一つの疑問が。「これってお金を取るための車検なんじゃ・・・?」よく考えたら、車検義務化しても、実際に車検を受ける車は少ないだろうし、逆に受けない車が多い方が、警察官も罰金をいっぱい取れるし。そう考えると何のための法律改正なのかよく分からなくなる。
 数ヶ月前に法律が改正されたにも関わらず、以前と全く変わらない街の様子。誰もシートベルトをしないし、ヘルメットを着用する人もまだまだ少ない。こういうところは、この国らしいなあと改めて思う。
by awkun | 2008-01-07 21:35